アルヴァ・アアルトの建物探訪 2
ヘルシンキ郊外、ヤルヴェンパー駅から少し先にある、"ヴィラ コッコネン"に行きました。
ここはアアルトがフィンランドの作曲家ヨーナス・コッコネンのために設計した住居です。
作曲家であるコッコネンのために、アアルトはまずグランドピアノの場所を決め、また建物のイメージをグランドピアノの形からインスピレーションを得たそうです。
現在は、ある音楽家の住居になっていて、見学するには事前に予約が必要でした。
見学できる時期ではなかったし、急なお願いだったのになんとか見せてもらう事ができました。
約束の時間までまだ少しあったので、周辺を散歩しました。
すぐ近くに大きな湖があって、キャンプ場や公園がありました。
ここでのキャンプはとっても気持ちが良いだろうな。
フィンランドには本当にたくさんの湖があって、わたしが見た湖畔の景色はどれも、とっても素敵でした。
いよいよヴィラ コッコネンへ。
庭の方をまわると、建物からバーゴラの通路を通ってサウナへと続いていました。
サウナの横にはプールが。ここから、ちらっと湖が見えました。
はじめにグランドピアノの場所を決めたというメインのお部屋。
現在ここに住んでいらっしゃる方はオペラ歌手で、ご自身も演奏会をこの部屋でひらいているのだそう。
そこで、アカペラで1曲披露してくれました。
外観のイメージも、建物の形も、グランドピアノを連想させるような建物でした。
用途を考えて設計した、無駄のないすてきな家だったなぁ。。。
by mana5158
| 2011-08-18 10:26
| 日々